「クラス最速」を目指す ガルフストリームの新型G400が初飛行に成功 注目の次世代機

AI要約

ガルフストリーム・エアロスペースが新型ビジネスジェット「ガルフストリーム G400」の初飛行成功を発表。

初飛行テストでは、高度4万1000フィートに達し、持続可能な航空燃料を使用。

先進的なエンジンと次世代アビオニクスを搭載し、高速・遠距離飛行を実現。

「クラス最速」を目指す ガルフストリームの新型G400が初飛行に成功 注目の次世代機

 ビジネスジェットを製造しているガルフストリーム・エアロスペースは2024年8月16日、新型「ガルフストリーム G400」の初飛行が成功したと発表しました。

 G400は、近代的でハイテクな次世代航空機のひとつして設計されており、今回の初飛行テストでは、米ジョージア州サバンナ・ヒルトンヘッド空港を離陸し、マッハ0.85の速度で飛行し、高度4万1000フィート(1万2497m)に達した後、2時間54分後に帰還しました。なお今回のテストは、持続可能な航空燃料をブレンドしたものを使用して行われたそうです。

 同機は、先進的なプラット・アンド・ホイットニー・カナダ製PW812GAエンジン、次世代アビオニクスの組み合わせにより、クラス最高水準の性能と効率性を実現しているとのことです。

 同クラスのビジネスジェットよりも、より速く、より遠くまで飛行することを想定して設計されており、ほかの高速仕様のガルフストリームシリーズと同様の翼には、翼端には空気抵抗となる翼端渦を抑制するためのウイングレットも備えています。

 現在生産されているガルフストリームシリーズの中で2番目に短い客室長を持ち、最大9人、11人、12人乗りの3種類の客室レイアウトから選択できます。