30歳年収400万円で、専業主婦希望の人との結婚は難しいでしょうか?  婚約者は会社員ですが、出産後は専業主婦になりたいと言っています。

AI要約

Aさんの年収400万円で妻子を養うことは可能。

家計をうまく運営する必要がある。

消費支出を抑える工夫が必要。

30歳年収400万円で、専業主婦希望の人との結婚は難しいでしょうか?  婚約者は会社員ですが、出産後は専業主婦になりたいと言っています。

Aさんは30歳会社員、年収は400万円です。婚約者は子どもが生まれたら専業主婦になることを希望しているとのこと。「年収400万円では妻と子を養うことは難しいでしょうか」とのご相談にお答えします。

結論から言うと「妻子を養うこと」は可能です。

当然、しっかり毎月の家計を運営していく必要があります。

3年ごとに総務省が実施している国民生活基礎調査の直近のデータ(2022年7月現在)の全世帯での平均所得は545.7万円となっています。

所得はざっくり年収の8割とイメージしていただければいいですが、これと比べると年収400万円の場合、所得(手取り)で320万円、月額約26万円となります。こちらは、直近のデータで総務省発表の家計調査(2024年5月10日公表分)で概要がわかりますが、2人以上の消費支出は月間約32万円となっています。

なお、自動車等購入、仕送りや贈与を除いた消費支出について別途約27万円との注釈も記載してあります。これを参考にして考えると、実現可能といえるでしょう。平均値を6万円(あるいは1万円)下回る支出にするにはどうすればいいか考えてみましょう。

では具体的に、一般的な消費支出よりも抑えた家計運営をするにはどうすればいいかは、消費支出の内訳を見て項目を洗い出しましょう。

2人以上消費支出の内訳(2024年3月)

内訳で見ると、食費と交通・通信費の構成比が高くなっています。なお、水道光熱費は2024年6月から補助金が終了になって大幅値上げが見込まれています。ここは値上げ後の状況が見えてくるまで、しばらくはコントロールが難しいと認識してください。

工夫しだいで1番抑えることが可能と思われる交通通信費、とくに携帯電話の月額使用料金について見直してみてはどうでしょうか。キャンペーンプログラムを各社展開しているので、見比べてみて今使っているものよりもリーズナブルで利便性は遜色ないものがあれば、そちらへの乗り換えも検討できるでしょう。