米空母「インフルエンサー艦長」よりも人気だった“カワイイ”隊長とは? 癒しのプロフェッショナル

AI要約

アメリカ海軍研究所の公式ニュースサイト「USNIニュース」によると、原子力空母「ドワイト・D・アイゼンハワー」に所属するファシリティドッグであるデモ隊長が乗組員たちに癒しと士気を提供していた。

デモは中東の派遣任務中、アメリカ海軍の艦長よりも人気を集め、9か月間の任務中に活躍した。その際、攻撃発表の際にデモとの2ショットが公開されるなど、乗組員たちには大きな支えとなっていた。

ファシリティドッグは非営利団体との提携により提供され、3頭が派遣されているが、2024年中には4頭目のファシリティドッグが別の空母に配置される予定とのこと。

米空母「インフルエンサー艦長」よりも人気だった“カワイイ”隊長とは? 癒しのプロフェッショナル

 アメリカ海軍研究所の公式ニュースサイトである「USNIニュース」は2024年8月9日、原子力空母「ドワイト・D・アイゼンハワー」に所属している“特殊な任務”を行っていた「デモ隊長」を紹介しました。

 デモは人間ではなく、ゴールデンレトリバーとラブラドルレトリバーのミックス犬で、緊迫続く、中東の紅海及びアデン湾での派遣任務では、「ファシリティドッグ」という役割で乗組員たちに精神的なケアを行っていました。日本でも医療機関に同様の役割を持った犬が所属しているときもあります。

「ドワイト・D・アイゼンハワー」の艦長であるクリストファー・チャウダー・ヒル大佐は、公式Xで艦内の些細な話題を定期的に投稿している名物艦長であり、海軍外での人気も高いですが、USNIニュースによると、その艦長よりも艦内ではデモの方が人気があるとのことです。

 約9か月間という長期に渡った中東派遣任務でデモは、任務中の乗組員たちに癒しを提供しつつ、士気を高めたりと大活躍。5月31日にイエメンの反政府武装組織フーシ派が米英による拠点攻撃への報復として、紅海を航行中のアメリカ海軍の原子力空母「ドワイト・D・アイゼンハワー」とその他の軍艦に対する攻撃を実施したと発表した際は、その発表が誇張であり、何事もなかったことをアピールするために、チャウダー・ヒル大佐はXでデモとの2ショットを公開したこともありました。

 USNIニュースによると、アメリカ海軍所属の「ファシリティドッグ」は非営利団体「Mutts with a Mission」との提携によって提供されており、デモを含め、3頭が派遣されています。2024年中には4頭目の「ファシリティドッグ」が空母「ハリー・S・トルーマン」に配属される予定になっています。