ティム・クックがめちゃくちゃ早起きな理由。世界のリーダーたちから学ぶ「理想の起床時間」

AI要約

成功者たちの朝の習慣について紹介。早起きすることの重要性とそのメリットについて述べられている。

朝型人間は仕事の成功や幸福感につながると科学的にも証明されている。

世界的には、早起きが生産性や成功と結びついているとされ、夜型の人は怠惰とみなされることが多い。

ティム・クックがめちゃくちゃ早起きな理由。世界のリーダーたちから学ぶ「理想の起床時間」

高いテンションで計画を立てて準備をし、1日をはじめるのに理想的な時間帯は午前4時から6時までのようです。これは、世界の成功者達の朝の日課が示唆するところです。

バージングループの創業者で会長のサー・リチャード・ブランソンは午前5時に起床して、やる気を起こし、気分をすっきりさせ、世界を制覇するために運動で朝の日課をはじめます。そして、ブランソンは次のように言います。

仕事に本腰を入れる前に運動し、家族との時間を持つと、心の準備がしっかり整います。世界の大半がログインする前にメールに目を通すことができるので早起きしたいのです。

AppleのCEOであるティム・クックは、とんでもない時間に朝の日課をはじめます。彼は午前3時45分に起床して1時間メールを確認した後、午前5時までにジムに向かいます。そして、そのまま夜の8時か9時まで働きます。クックの言葉は次の通りです。

取り組むことに愛着を持つと、もう仕事とは思わないですね。それこそが取り組むべきことです。そこに居合わせるとは、すばらしい幸運です。

ウォルト・ディズニー・カンパニーのCEOであるボブ・アイガーは毎朝4時30分に起床します。

静かな時間帯が好きなのです。それは自分を少しばかり充電できる時間帯。運動して頭をすっきりさせ、世の中のことに理解を深めるのです。

アイガーは以上のように言い、「1日のうちのこの時間帯なら、あまり邪魔されずに生産的になれる」と加えます。

Twitter(現:X)の共同創業者であるジャック・ドーシーはニューヨーク・マガジンで朝の日課について述べ、午前5時30分に起床し、黙想してから6マイルのジョギングをすることを明かしています。

私は最近まで、どちらかというと朝型の人間ではありませんでしたが、理由を考えるとうなずけることです。

とんでもない時間に起床すれば、スケジュール管理を制することができます。1日のはじめ方を思い通りに管理でき、気を散らすものも少ないです。なにしろ、世界のほとんどはまだ寝ているのですから。

考えてみてください。朝を制する者はその日を制することを。とにかく、それこそ、億万長者が信じていることです。

でも、億万長者の起床時間について考えてみたくなる真の理由は、それが科学で裏付けられていることです。

研究によると、朝型人間はより良い仕事のチャンスをつかむことができるそうです。また、より前向きになるとのことです。そのため、仕事の業績が向上し、キャリアの成功が高まり、賃金が高くなると、この研究は証明しています。

トロント大学の研究では、早起きする人は同僚よりも高い幸福感を得ることがわかっています。たしかに、とんでもない時間に早起きできるのは、強い生物的優位性があるためのようにも思われます。

早起きは、出自や養育、文化的価値観によっては、信念にまで行きつく場合もあります。

アメリカでは、夜明け前の目覚ましコールをありがたく思うように育っていない人もいますが、ドイツのように、早起きの価値観に対する考え方・信念が広く行きわたっている国もあります。

しかし、世界全体で見ると、遅くまで寝ていることで知られている人は怠け者とみなされることが多く、マイナスに働きます。

ですから、大多数の人は午前7時またはそれ以降に起床するのかもしれませんが、早起き者の集団に加わることを考えてみてください。なにしろ、こちらのほうがその日を制する秘訣を解き明かしているように思えます。

──2023年1月19日の記事を再編集のうえ、再掲しています。

翻訳: 山岸昌之/OCiETe

Source: Virgin, Business Insider, The New York Times, New York, Harvard Business Review, UNIVERSITY OF TORONTO

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