【パリ五輪】全競技終了 日本のメダルは金20、銀12、銅13の計45個 チケット販売過去最多

AI要約

日本はパリオリンピックで20個の金メダルを含む45個のメダルを獲得し、五輪史上3位の成績を収めた。

大会は新型コロナウイルスの影響で無観客開催だったが、観客が会場に足を運んで選手らを応援し、特別な企画も多く実施された。

大会では200以上の国や地域の選手が参加し、ジェンダー平等の理念が掲げられた一方で、性別を巡る議論も巻き起こった。

【パリ五輪】全競技終了 日本のメダルは金20、銀12、銅13の計45個 チケット販売過去最多

 パリオリンピック(五輪)は11日、バスケットボール女子の決勝を最後に全競技が終了した。

 日本の金メダル数20個は、米国、中国の40個に次いで3位。メダル数は銀12個、銅13個を含めて合計45個だった。

 2021年の東京五輪は新型コロナウイルスの影響で原則無観客開催だったが、フランス国内だけでなくサーフィン会場のタヒチを含め、大勢の観客が会場に足を運んで声援を送って選手らを盛り上げた17日間だった。

 大会組織委員会によると、チケット販売は、五輪史上最多で、950万枚を超えた。夏季五輪で史上初めて競技場外で開催したセーヌ川での開会式や、メダリストたちが一般客から祝福を受ける新たな企画「チャンピオンズ・パーク」は選手にも観客にも好評で、スローガン「広く開かれた大会に」の印象的な光景だった。

 200以上の国、地域や難民選手団の選手が世界中から参加。ジェンダー平等の理念が掲げられ、史上初めて出場枠の男女同数が実現した。一方で、ボクシング女子では国際ボクシング協会(IBA)主催の大会で性別適格検査が不合格だった選手を、国際オリンピック委員会(IOC)が出場を認めたことで、性別を巡る議論も大きな話題となった。

 同日夜(日本時間12日未明)には、パリ郊外サンドニのフランス競技場で閉会式が行われる。日本は、やり投げで日本女子フィールド競技初の金メダルを獲得した北口榛花(26=JAL)と今大会唯一の新種目に採用されたブレイキン男子で惜しくも4位となった半井重幸(Sigekix、22=第一生命保険)が旗手を務める。