米物価は2.9%上昇、インフレに落ち着き 9月利下げの可能性

AI要約

米労働省が14日発表した7月の消費者物価指数は、前年同月比で2.9%上昇し、市場予想を下回った。

米国のCPIは40年ぶりの高水準となる9.1%から、エネルギー価格の下落により緩んできた。

エネルギーや食品を除いたコア指数も7月は3.2%上昇し、4カ月連続で鈍化した。

米物価は2.9%上昇、インフレに落ち着き 9月利下げの可能性

 米労働省が14日発表した7月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比で2.9%上昇した。事前の市場予想(3.0%上昇)を下回り、4カ月連続で鈍化した。上昇率が2%台となるのは、2021年3月以来、3年5カ月ぶり。

 米国のCPI上昇率は22年6月、約40年ぶりの高水準となる9.1%をつけてピークに達した。だが、エネルギー価格の下落もあり、激しい物価高(インフレ)は緩んできた。変動の大きいエネルギーと食品を除いたCPIの「コア」指数も7月は3.2%上昇で、4カ月連続で鈍化した。