物言う投資家エリオット、サウスウエスト航空の取締役候補10人指名

AI要約

米ヘッジファンド運営会社エリオット・インベストメント・マネジメントがサウスウエスト航空の取締役更迭を求める。

再建計画進行中のサウスウエスト航空の株価が苦戦しており、エリオットは最新技術や説明責任を持つ新たな取締役を候補に挙げた。

エリオットはサウスウエスト航空の実質的な持ち株比率7%を明らかにし、現CEOの更迭要求も行っている。

物言う投資家エリオット、サウスウエスト航空の取締役候補10人指名

Svea Herbst-Bayliss

[ニューヨーク 13日 ロイター] - 物言う投資家として知られる米ヘッジファンド運営会社エリオット・インベストメント・マネジメントは、サウスウエスト航空の取締役15人中10人の交代を求めた。

サウスウエスト航空は、再建計画を進める中で株価が過去52週間で24%下落している。

エリオットが取締役候補として指名した10人には、ヴァージン・アメリカの元最高経営責任者(CEO)デービッド・クッシュ氏やエア・カナダの元CEO、ロバート・ミルトン氏など、航空会社の元CEOやコンサルタントなどで構成されている。

エリオットは声明で、これらの候補者は株主に対し、既存の取締役会か、もしくは「関連する専門知識、新鮮な考え方、説明責任をもたらす」新しい取締役会のどちらかを選択させることになると指摘した。

エリオットは先週の規制当局への提出書類で、実質的な持ち株比率は7%であり、臨時株主総会の開催を求める10%に近いと明らかにした。

エリオットは、2022年からCEOを務めているロバート・ジョーダン氏と、ジョーダン氏の前にCEOを務めていたゲーリー・ケリー氏の更迭を要求していた。

ジョーダン氏は先月の決算説明会で、エリオットは有意義な対話に応じる姿勢を見せなかったとし、サウスウエスト航空は改革に向けたステップを踏んでいると説明した。