エミレーツ航空、羽田に新ビジネス777改修機9月就航 チューリッヒとリヤド10月から

AI要約

エミレーツ航空は新仕様のボーイング777-300ER型機を導入し、各路線での運航を開始することを発表した。新機体は4クラス326席を備え、ビジネスクラスの座席配置や個人用モニターなどが大幅に改良されている。

改修初号機はジュネーブ線に就航し、全便が新仕様機による運航となる予定。今後は羽田線やブリュッセル線にも新機体を投入し、12月までに合計42機が改修される予定だ。

また、エミレーツはA380型機においても同様の改修作業を行っており、合計191機に30億米ドル以上を投じる計画である。A380の新機体は既に成田線や関西線に投入されている。

エミレーツ航空、羽田に新ビジネス777改修機9月就航 チューリッヒとリヤド10月から

 エミレーツ航空(UAE/EK)は現地時間8月13日、新仕様のボーイング777-300ER型機の新仕様機をドバイ-チューリッヒ線とリヤド線に10月1日から投入すると発表した。8月7日からジュネーブ線で運航を開始しており、ドバイ-羽田線には9月1日のドバイ発、羽田発は翌2日深夜から投入することが決まった。

 新仕様機の座席数は4クラス326席で、ファーストクラス8席、ビジネスクラス38席、プレミアムエコノミー24席、エコノミー256席。新しいビジネスクラスは従来の2-3-2配列から1-2-1配列に変更し、スタッガードシート配列を採用することで全席が通路へ直接アクセスできるようになった。個人用モニターは23インチで、従来と同じくパーソナル・ミニバーを備える。また、プレエコが新設された。

 改修初号機は8月7日に就航。ドバイ発ジュネーブ行きEK83便が初便となった。9月22日からは、ドバイ-ジュネーブ線は週14往復(1日2往復)全便が新仕様機による運航となり、全便に新仕様機を投入する最初の路線になる。

 9月1日から羽田線、10月9日からブリュッセル線に投入し、10月1日からはチューリッヒ線とリヤド線にも拡大する。

 エミレーツによると、これまでに25機が改修され、12月までにさらに17機が作業を終える予定だという。

 エミレーツは、エアバスA380型機でも777と同様にファーストクラスの改修や新ビジネスクラスの導入、プレエコの追加などを進めている。新仕様機は2機種合わせて191機で、30億米ドル(約43683億円)以上を投じる。A380の新仕様機は成田線へ2023年12月20日から、関西線へは6月1日から投入済み。