米スターバックス、CEOにチポトレのブライアン・ニコル氏起用

AI要約

スターバックスが新CEOにチポトレ・メキシカン・グリルのブライアン・ニコル氏を指名。経営改革要求のアクティビスト株主に応えた人事として注目される。

現CEOの取り組みが株価低迷を止められなかったため、新CEOの起用が決定。エリオットは経営体制の改善を提案してきたが、意見調整が必要となるかは不透明。

新CEOが就任するまでは現CFOが暫定CEOを務める予定。

米スターバックス、CEOにチポトレのブライアン・ニコル氏起用

[13日 ロイター] - 米コーヒーチェーン大手スターバックス は13日、米チポトレ・メキシカン・グリル を率いるブライアン・ニコル氏を新最高経営責任者(CEO)に指名した。9月9日に就任する。

経営改革を要求している物言う株主(アクティビスト)のエリオット・インベストメント・マネジメントからの圧力にさらされる中での起用となる。

現CEOのラクスマン・ナラシムハン氏は2022年から経営改革に着手したものの、スターバックスの株価は低迷を続け、S&P総合500種が80%超上がった過去5年間に、約20%値下がりした。

主要株主であるエリオットは、スターバックスに業績や株価の改善につなげるため、取締役会の拡大やガバナンスの改善を提案してきた。スターバックスのメロディー・ホブソン会長はニコル氏の起用に関し、エリオット側とは相談していないとしている。ニコル氏起用に伴うエリオットとの今後の折衝への影響は見通せていない。

スターバックスによると、新CEOの就任までは最高財務責任者(CFO)が暫定CEOを務める。