〔NY外為〕円、147円台後半(12日朝)

AI要約

ニューヨーク外国為替市場では、米インフレ指標発表前に円売り・ドル買いの流れが続き、円相場は1ドル=147円台後半に下落している。

海外市場では日銀の追加利上げ観測の後退などから円安・ドル高の流れが続いており、米主要経済指標の発表がない中でもこの傾向が続いている。

ユーロは対ドル、対円ともに堅調であり、円安・ユーロ高の動きが見られる。

 【ニューヨーク時事】週明け12日午前のニューヨーク外国為替市場では、米インフレ指標の発表を週内に控えて持ち高調整の円売り・ドル買いが先行した海外市場の流れを引き継ぎ、円相場は1ドル=147円台後半に下落している。午前9時現在は147円65~75銭と、前週末午後5時(146円58~68銭)比1円07銭の円安・ドル高。

 東京市場が祝日で休場で薄商いとなる中、海外市場では日銀の追加利上げ観測の後退などを背景とした円売り・ドル買いの流れが先行。この日は米主要経済指標の発表がなく、ニューヨーク市場に入ってからも円安・ドル高地合いが継続している。ただ、週央の米消費者物価指数(CPI)発表を控えた様子見ムードもあり、147円台後半では円は下げ渋る展開となっている。

 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.0920~0930ドル(前週末午後5時は1.0910~0920ドル)、対円では同161円25~35銭(同160円07~17銭)と、1円18銭の円安・ユーロ高。