〔NY外為〕円、146円台後半(9日朝)

AI要約

ニューヨーク外国為替市場では、円相場が1ドル=146円台後半に上昇している。

雇用情勢の悪化に対する懸念が後退し、米長期金利の上昇により相場は円高・ドル安方向に転換した。

週末を前に持ち高調整の商いが行われ、ユーロも円安・ドル安の動きを見せている。

 【ニューヨーク時事】週末9日午前のニューヨーク外国為替市場の円相場は、前日の円売り・ドル買いの流れが一巡し、1ドル=146円台後半に上伸している。午前9時現在は146円70~80銭と、前日午後5時(147円21~31銭)比51銭の円高・ドル安。

 前日発表の米週間新規失業保険申請が市場予想以上の減少幅となったことを受け、雇用情勢の悪化に対する懸念が後退。米利下げを巡るハト派的な見方が弱まり、米長期金利の指標である10年債利回りは一時4%台を回復した。

 この日は米長期金利の上昇に歯止めがかかり、相場は円高・ドル安方向に転換。147円付近でニューヨーク市場入り後は、経済指標などの手掛かり材料に乏しい中、週末を前に持ち高調整の商いとなっている。

 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.0910~0920ドル(前日午後5時は1.0914~0924ドル)、対円では同160円10~20銭(同160円69~79銭)と、59銭の円高・ユーロ安。