ネズミの子ども混入の製造ライン、出荷再開へ パスコ東京多摩工場

AI要約

敷島製パンは小動物が食パンに混入し、生産停止を経て再開した。

異物はネズミの子どもで、工場の外から入り込んだことが判明。

再発防止策を導入し、外部専門業者による鑑定を行った。

ネズミの子ども混入の製造ライン、出荷再開へ パスコ東京多摩工場

 敷島製パン(名古屋市)は10日、食パンに小動物が混入したため、5月上旬から生産を停止していたパスコ東京多摩工場(東京都昭島市)の製造ラインの出荷を再開する。再発防止策をとり、外部の複数の専門業者から問題ないとの評価を得たという。

 同社によると、同工場で生産した「超熟山型5枚スライス」に異物が混入していると、5月5日に購入者から連絡があり、同様の指摘がほかにもあったことから同月7日にこのラインを止めた。同社は同じラインで製造した可能性がある、1都14県で販売した約10万個を対象に、自主回収した。

■監視カメラなどで対策強化

 有害生物を防除する専門業者による鑑定の結果、異物は体長約6センチのクマネズミの子どもと判明。ネズミは工場の外から資材を搬入する昇降路を通り、パンの生地を成形する工程に入り込んだことが分かった。