すみだ水族館で「すみペン羽コレ」 ペンギンの換羽の個性や魅力伝える

AI要約

すみだ水族館で始まった「すみペン羽コレ2024」は、ペンギンの換羽期間に焦点を当てたイベントで、ペンギンの魅力や個性を伝える取り組みだ。

換羽期間に体力を使うペンギンたちの様子や注意点、換羽中の体重増加など、涙ぐましい姿を写真やコメントで紹介。来館者がそのプロセスを知る機会を提供する初の試みである。

イベント期間中は特設スペースやSNSで情報発信し、2023年生まれのペンギン4匹の成長過程や抜けた羽を使った限定グッズ販売など、親しみやすい展示も行われている。

 ペンギンの「換羽(かんう)」の個性や魅力を伝えるイベント「すみペン羽コレ2024」が8月1日、すみだ水族館(墨田区押上1)で始まった。(すみだ経済新聞)

 同館のペンギンは6月から10月にかけて、全身の羽毛が2~3週間かけて生え変わる換羽の時期を迎える。同館担当者は「換羽期間は体力を使うためペンギンたちは食事の量が増え、通常時より体重が1.5倍ほど増える。換羽中は体調を崩しやすいなど、デリケートな状態になるため、来館者がその様子を見ることはできないが、その様子を知ってもらおうと企画した。年に1回、ペンギンの羽が生え換わる『換羽』を取り上げたイベントは今回が初めて」と話す。

 期間中、6階特設スペースで飼育スタッフが撮影した写真やコメントを通じて、ペンギンの換羽について伝えるほか、SNSでも情報を発信。2023年生まれのペンギン「ぽんず」「あめ」「こうめ」「ずんだ」が、亜成鳥から成鳥の姿に変わる様子も写真で追いかける。パネルには本物の羽も展示。

 ミュージアムショップでは、2023年生まれのペンギンの初めての換羽で抜け落ちた羽を使った限定キーホルダーを販売する。

 開館時間は10時~20時(土曜・日曜・祝日は 9時~21時)。入館料は、大人=2,500円、高校生=1,800円、中・小学生=1,200円、幼児=800円。10月24日まで。