鉄鋼産業懇談会 高水準の鋼材輸入 懸念 通商対策も視野に

AI要約

鉄鋼産業懇談会の廣瀬孝会長は、国内需要が不振な中で増え続けている鋼材輸入に懸念を表明した。

国の鉄鋼業界にとって重要な通商対策が必要となる状況にあることを指摘し、中国などからの鋼材輸出に対する国際的な通商措置の存在も述べた。

今後、日本の鉄鋼業界は通商対策を緊急に検討する必要がある状況に至っていると説明した。

 鉄鋼産業懇談会の廣瀬孝会長(日本製鉄副社長)は7日開催の会議後に増え続けている鋼材輸入に触れ、「国内需要が必ずしも芳しくない中で鋼材輸入が非常に高い水準にあり、由々しき事態と捉えている。(中国などからの鋼材輸出の増加に対し)世界各国で通商措置がとられており、今の状態が続くとなると日本の鉄鋼業界としても必要な通商対策を考えなければならない」と対処に踏み出す段階に進みかねない現状を説明した。