7―9月生産計画 粗鋼3四期ぶり増2163万トン 内需、自動車減産影響残る

AI要約

2024年度第2四半期の鉄鋼生産計画が発表され、粗鋼の生産が3四半期ぶりに増加する見込みであり、鋼材生産も内外需に増加傾向が見られる。

国内向け鋼材生産は増加する一方、輸出向けは減少。内需は建設業界の伸び悩みや自動車業界の影響を受けている。

外需では中国の輸出圧力が続いており、注意が必要な状況である。

 経済産業省が7日まとめた2024年度第2四半期(7―9月)の鉄鋼生産計画によると、粗鋼は前期比1・8%増の2163万トンと3四半期ぶりに増える。鋼材生産は内外需向けともに増える。前年同期比では国内向けが増える一方、輸出向けは減る。内需は建設向けの伸び悩みに自動車減産の影響が残り、外需は中国の輸出圧力が続き、注視が要る。