エミレーツ航空、新ビジネス777就航 羽田に近く投入

AI要約

エミレーツ航空は新しいボーイング777-300ER型機を就航させ、新しいビジネスクラスとプレミアムエコノミークラスを導入した。

改修後の座席数は4クラス326席で、ビジネスクラスの座席配置が変更されたことが特筆される。

エミレーツはA380型機の改装も進めており、30億米ドル以上を投じる大規模な改修プロジェクトを推進中。

エミレーツ航空、新ビジネス777就航 羽田に近く投入

 エミレーツ航空(UAE/EK)は現地時間8月7日、ボーイング777-300ER型機の新仕様初号機(登録記号A6-EQH)が就航したと発表した。新しいビジネスクラスを採用し、プレミアムエコノミークラスを新設した。初便はドバイ発ジュネーブ行きEK83便となった。日本時間8日午前8時30分の時点では、復路のジュネーブ発ドバイ行きEK84便に投入されており、今後数週間以内に羽田線にも就航するという。

 改修後の座席数は4クラス326席で、ファーストクラス8席、ビジネスクラス38席、プレミアムエコノミー24席、エコノミー256席。新しいビジネスクラスは従来の2-3-2配列から1-2-1配列に変更し、スタッガードシート配列を採用することで全席が通路へ直接アクセスできるようになった。個人用モニターは23インチで、従来と同じくパーソナル・ミニバーを備える。

 改修初号機の就航は当初8月11日を予定していたが4日前倒しとなり、全面改修に要した期間は37日間だった。7月1日の発表では、1機あたり約2週間で改修し、全81機の作業を進めていく。

 7月の発表では、ドバイ-羽田線(EK312/313便)に9月1日から、同月11日からはドバイ-ブリュッセル線(EK183/184便)への投入を計画している。

 エミレーツは、エアバスA380型機でも777と同様にファーストクラスの改装や新ビジネスクラスの導入、プレエコの追加など改修を進めている。新仕様機は2機種合わせて191機で、30億米ドル(約43683億円)以上を投じる。A380の新仕様機は成田線へ2023年12月20日から、関西線へ6月1日から投入済み。