フィアット600がEVで復活 フィアットとして1年半ぶりの新型車は500Xの後継車となるBセグメント・モデル

AI要約

フィアットから約1年半ぶりに加わるニューモデル、「600e」のティザーサイトが2024年8月1日に公開された。Bセグメントの電気自動車で、500eより上のクラスに位置する。

フィアット、アバルトのファン待望の新型モデルである600eはイタリアン・デザインと革新性を特徴とし、500Xの後継モデルであると言える。航続距離や充電規格には優れた機能が備えられている。

600eは「500+100」をコンセプトにし、カラフルでハッピーなモデルを提供する。発売日は9月10日の予定で、多彩なキャンペーンやイベント情報も公開されている。

フィアット600がEVで復活 フィアットとして1年半ぶりの新型車は500Xの後継車となるBセグメント・モデル

フィアットから約1年半ぶりに加わるニューモデル、「600e」(セイチェント・イー)のティザーサイトが2024年8月1日に公開された。「500e」よりひとクラス上に位置するBセグメントの電気自動車=バッテリーEV(BEV)だ。

◆フィアット・ファン待望のニューモデル

2024年5月に日本向けの生産終了がアナウンスされたフィアット500、アバルトF595&695など、フィアット、アバルトのファンにとっては悲報といえるニュースが続いた。そんななか、600eの日本発売は朗報である。

◆イタリアン・デザイン

フィアット600の名は、1955年に発売されたフィアット初のリア・エンジン・モデルをはじめ、1988年登場した前輪駆動のAセグメント・モデルなどに用いられてきた。新型フィアット600eは、アイコニックなイタリアン・デザインに快適性や革新性、テクノロジーを詰め込んだコンパクト・ハッチバックと位置づけられている。

600eは、そのスタイリングから「500X」の後継的存在であると想起させる。ヘッドライトなどディテールには500eの意匠も盛り込まれている。ボディ・サイズは、全長×全幅×全高=4200×1780×1595mmで、フィアット500Xに近い大きさになっている。

◆航続距離は493km

モーターはフロントに積まれ、前輪を駆動。一充電あたりの航続距離は493kmで、200Vの普通充電のほか、急速充電はCHAdeMO(チャデモ)規格に対応している。360リッターの荷室容量が確保されるなど、居住性、積載性の高さも備えている。

ティザーサイトで新型フィアット600は、弟分の500e(チンクエチェント・イー)に「100個の魅力を追加する」というコンセプトが説明されている。「500+100」をテーマに掲げ、これまでのイタリアンカーをアップデートし、「乗る人みんなの夢を大きく叶える」よりカラフルで、ハッピーなモデルと説明。そのほか、キャンペーンやイベント情報なども公開されている。

発売日は9月10日の予定だ。

文=塚田勝弘

(ENGINE WEBオリジナル)