中国恒大子会社、投資家が清算を申し立て

AI要約

万和電気が恒大集団の清算を求め裁判所に申し立てを行ったことが明らかになった。

万和電気と凱隆置業の間で2億元の投資を巡る係争が起きており、裁判所が審査中。

凱隆は恒大地産の株式の過半数を保有しており、裁判所は万和電気に資金の返還を命じているがまだ返還されていない。

中国恒大子会社、投資家が清算を申し立て

Xie Yu

[香港 7日 ロイター] - 中国の電化製品メーカー万和電気は、中国恒大集団の主要部門の清算を求めて裁判所に申し立てを行った。万和電気が7日に取引所に提出した書類で明らかになった。

万和電気は2億元(2790万ドル)相当の投資を巡る、中国恒大傘下の広州市凱隆置業と係争に言及した。広州市の裁判所が万和電気の訴えを審査している。

中国恒大はロイターに対し、中国本土における主力不動産会社である恒大地産集団は、凱隆が経営破綻しても、住宅の完成や購入者への引き渡しなどの通常業務に影響は出ないと説明した。

また凱隆はいかなる不動産プロジェクトも運営していないと指摘した。

深センの裁判所は2022年12月、凱隆に対し、利息と訴訟費用を含めた投資資金を万和電気に返還するよう命じた。万和電気の提出書類によると、資金はまだ返還されていない。

企業登記データベース「企査査」によれば、凱隆は恒大地産の株式60.3%を保有している。