中国恒大経営陣ら3人に資産保全命令 7人から60億ドル回収目指す

AI要約

中国不動産開発大手の恒大集団が創業者や経営陣に資産保全命令を出し、60億ドルの回収を目指している。

清算人が2017─20年の財務報告の虚偽記載を受け、配当金や役員報酬の回収を目指して提訴を続けている。

秘密保持命令が解除されたことで、関連情報が公開される可能性が高まっている。

中国恒大経営陣ら3人に資産保全命令 7人から60億ドル回収目指す

[5日 ロイター] - 清算手続き中の中国不動産開発大手、中国恒大集団は5日、創業者の許家印氏ら経営陣3人に資産保全命令が出されたと発表した。恒大は3人を含む計7人から60億ドルの回収を目指している。

恒大の清算人であるアルバレス・アンド・マーサルは3月以降、7人を香港の裁判所に順次提訴した。虚偽記載があったとされる2017─20年の財務報告に基づいて7人に支給された配当金や役員報酬などの回収を目指している。

保全命令などに関する秘密保持命令が8月2日に解除された。