円下落、一時147円90銭 日銀副総裁、追加利上げ慎重発言

AI要約

7日の東京外国為替市場では円相場が対ドルで下落し、日銀の内田副総裁の発言が影響した。日米金利差の拡大により円安が進んだ。

ドルは一時1ドル=147円90銭まで上昇し、午後には1ドル=146円68~71銭で推移。ユーロも1ユーロ=160円22~26銭で取引された。

米国の景気減速への懸念から円買いドル売りが先行し、内田氏の発言後に円安が加速した。1日の変動幅は3円57銭だった。

 7日の東京外国為替市場の円相場は対ドルで下落し、一時1ドル=147円90銭を付けた。日銀の内田真一副総裁は7日午前、追加利上げに慎重な姿勢を示した。日米の金利差が開いた状態が続くとの見方から、円を売ってドルを買う動きが強まった。1日の変動幅は3円57銭だった。

 午後5時現在は前日比1円39銭円安ドル高の1ドル=146円68~71銭。ユーロは1円47銭円安ユーロ高の1ユーロ=160円22~26銭。

 取引開始後は米国の景気減速が意識され、日米金利差が縮小に向かうとの思惑から円買いドル売りが先行。1ドル=144円台で推移していたが、内田氏の発言後に急速に円安が進んだ。