米で1100億円受注、日立製作所が200両納入する鉄道車両の機能

AI要約

日立製作所が米フィラデルフィア市の公共交通事業者から200両の鉄道車両を受注し、老朽化した路線の車両更新が進むことが報じられた。

受注された新型車両は、車いす対応スペースやデジタル案内システムなどの機能が搭載され、2029年から31年末までに納入される予定だ。

日立レールの最高執行責任者は「新車両はより多くの輸送能力と高い信頼性を提供し、顧客体験を向上させる」と述べている。

米で1100億円受注、日立製作所が200両納入する鉄道車両の機能

日立製作所は米フィラデルフィア市の公共交通事業者である南東ペンシルベニア交通局から200両の鉄道車両を7億2430万ドル(約1100億円)で受注した。2029年から納入を開始し、31年末に完了を予定する。最大で40両の車両が追加発注される可能性がある。車両はメリーランド州で近く開業予定の鉄道新工場で製造される。

老朽化したマーケット―フランクフォード線の鉄道車両の更新として、鉄道子会社の日立レールが受注した。新型車両は車いすでの利用がしやすいアクセシブルスペースのほか、リアルタイムデータによるデジタル路線案内、回生ブレーキの導入、乗客輸送能力の強化、ロングシートなどの機能を導入した。

日立レールのルカ・ダキーラ最高執行責任者(COO)は「新車両は近代的なデザインに加え、より多くの輸送能力、より高い信頼性、素晴らしい顧客体験を提供し、大きなメリットを受けられる」とコメントしている。