ウオッチナビ編集部が選ぶ現代仕様の復刻ウオッチ3選

AI要約

クレドールは1974年に高級ドレスウオッチブランドとして誕生し、「クレドール ロコモティブ」はその象徴的なモデルで、時計デザイナーのジェラルド・ジェンタ氏の手によるデザインが際立つ。

現代の技術を取り入れながらも、オリジナルのデザインを忠実に再現しており、蒸気機関車からインスパイアされたダイアルやベゼルなど、デザインの特徴が随所に見られる。

ジェンタ氏の創造性が光る「クレドール ロコモティブ」は、時計ファンにとって注目すべき復刻モデルとなっている。

ウオッチナビ編集部が選ぶ現代仕様の復刻ウオッチ3選

現代仕様にアップデートされた復刻モデルの時計をテーマに、【クレドール(CREDOR)】、【エドックス(EDOX)】、【カール F. ブヘラ(CARL F. BUCHERER)】の最新モデルをピックアップした。

クレドールは1974年に高級ドレスウオッチブランドとして誕生した。クレドールの語源である「黄金の頂き」には、国産腕時計として、品質と美しさの頂点を極めていくという思いがこめられている。そのクレドールが、ブランドならではのオリジナリティを持った「唯一無二のデザイン」を追求したモデルが「クレドール ロコモティブ」である。時計デザイナーのジェラルド・ジェンタ氏によって手掛けられ、1979年に発売。ジェンタ氏は、時計史に残る様々な傑作モデルを生み出し、その前衛的で多彩なデザインから「時計界のピカソ」と称された。「クレドール ロコモティブ」は、ジェンタ氏とセイコーの深い友情と相互の尊重を象徴するモデルとして、クレドールの歴史に刻まれている。

オリジナルモデルの開発時に、ジェンタ氏が描いていた1枚のスケッチから、彼の想いを汲み取り、当時実現できなかった、スケッチの詳細なデザインを再現している。さらに、ジェンタ氏の大胆なデザインコードはそのままに、現代の技術によって機能面をアップデートした。蒸気機関車からインスパイアされた、グレーがかった黒色のダイアルには、機関車から吹き出す蒸気のような繊細なパターンを施している。このパターンは、デザイナーがオリジナルのスケッチを再解釈して作成したレンダリングに基づき、約1600本の線を、一本ずつ機械で彫刻。見る角度や光の入り方によって様々な表情を見せる。「ロコモティブ」のアイコンである六角形のケースやベゼルは、機関車をモチーフにしており、6本のねじは長期的な使用に適した機能ねじを採用した。12時位置のインデックスは、スケッチのとおり1本から2本へと変更している。