【おしゃれな大人の「うるさすぎる」時計品評会】オメガ、ウブロ... 静かに主張する「ラグスポ新定番」4選

AI要約

新作時計について時計好きたちがそれぞれの魅力を語り合う。

ウブロの新作はビッグ・バンのデザインコードを継承しつつ、時刻に特化した小型デザイン。

ゼニスやパルミジャーニ・フルリエ、オメガなど、さまざまなブランドからの新作時計が紹介されている。

【おしゃれな大人の「うるさすぎる」時計品評会】オメガ、ウブロ... 静かに主張する「ラグスポ新定番」4選

世界で発表された新作時計たちを前に、時計好きがあれこれ語り合う。独断と偏見と愛に満ちた品評会から、本当に欲しい時計が見えてくる!

傑作「ビッグ・バン」のデザインコードを継承しつつ、“時刻のみ”に特化。新作は、ケースとブレスレットが一体化した迫力あるデザインだが、38㎜径へと小型化して腕への収まりがよくなった。/ウブロ(LVMH ウォッチ・ジュエリー ジャパン ウブロ)

西野大士:「僕の中での『ウブロ像』を突き崩すモデルですね。これ見よがしじゃないけど、しっかりとウブロらしいデザインがあるっていう意外性を楽しみたい。ケースサイズも含め、今という時代に合っている時計だと思います」

1969年に誕生した「デファイ」のシャープな造形美を継承した「デファイ スカイライン」に、クロノグラフが初登場。ケースとブレスレットが調和するデザインで高級感を引き出した。クロノグラフ秒針が10秒で一周し、10分の1秒の計測ができるCal.エル・プリメロ3600を搭載。道具なしで簡単に交換できるグリーンのラバーストラップも付属する。/ゼニス(ゼニス ブティック銀座)

藤村雅史:「質感のよいカッチリとした多角形のケースです。高級感があるのに、サブのラバーストラップがグリーンというのも面白い。シンプルなダイヤルとヴィヴィッドなストラップの組み合わせを、カジュアルに使いたい」

神の手を持つ時計師と称されたミシェル・パルミジャーニによって、1996年に創立。ディテールへの探求心と美しい仕上げに特徴があり、時計愛好家から注目されている。このモデルは2021年にデビューした「トンダ PF」の最新作で、カレンダーをなくすことでよりエレガントに。100m防水のスポーツウォッチながらケースも7.8㎜と薄く、腕にすっと馴染む。/パルミジャーニ・フルリエ

水澗航:「時計好きのための時計って感じ。メジャーブランドではないので稀少性も高そうですし、ダイヤルの精密なギヨシェ仕上げや薄型のムーブメントを見ているだけでも、高い品質がわかります。このニッチさが魅力ですね」

天文台が主催する時計精度コンクールで、好成績を収めてきたオメガの歴史を継承するのが、星座という意味をもつ「コンステレーション」。ダイヤルの素材としてメテオライト(隕石)を採用。高精度と高耐磁を両立させた自社製ムーブメントを搭載する。/オメガ

尾崎雄飛:「コンステレーションは、アンティークウォッチでも人気ですが、この隕石ダイヤルというのが、かなり面白いですね。薄くカットする際に現れる模様も自然に発生したもので、一つ一つ表情が異なるそう。まさに一点モノです」