Soraの挑戦者が次々と…中国ユニコーン「Zhipu AI」の動画生成AI「清影」、30秒で最長6秒間の動画を

AI要約

中国で動画生成AIの開発競争が加熱しており、快手科技が「可霊」という動画生成AIを公開し話題を集めている。

AIユニコーンの智譜AIは、独自開発した動画生成AIモデル「CogVideoX」を基盤とした動画生成AI「清影」を発表し、さまざまな用途に活用できる性能を持つ。

智譜AIは、清華大学と共同開発したAIモデルを提供するMaaSプラットフォーム「BigModel」を展開しており、次世代のAIモデル開発に注力している。

Soraの挑戦者が次々と…中国ユニコーン「Zhipu AI」の動画生成AI「清影」、30秒で最長6秒間の動画を

中国で動画生成AIの開発競争が加熱し始めている。ショート動画プラットフォーム大手の快手科技(Kuaishou Technology)が動画生成AI「可霊(Kling)」を公開し、国内外の話題をさらったのは記憶に新しい。

AIユニコーンの「智譜AI(Zhipu AI)」は7月26日、独自開発した動画生成AIモデル「CogVideoX」を基盤とした動画生成AI「清影(Ying)」を発表した。清影は、数文字から数百文字程度のプロンプトまたは画像を与えれば、30秒以内に最長6秒間の高解像度(1440×960)動画を生成する。すでに智譜AIの対話型AIアプリ「智譜清言」に組み込まれ、無料で一般公開されている。

智譜AIによると、技術を絶え間なく進化させているため、清影の動画生成能力はすぐにショート動画の制作や広告生成、映画編集などに対応できるようになるという。

同社は2019年、清華大学コンピューターサイエンス・テクノロジー学部発のAIスタートアップとして設立され、次世代の汎用AIモデルの開発に注力してきた。清華大学と共同開発した英中2カ国語対応の大規模言語モデル「GLM-130B」で世界の注目を集め、現在はAIモデルをクラウドで提供するMaaS(モデル・アズ・ア・サービス)プラットフォーム「BigModel」を打ち出している。

(36Kr Japan編集部)