米司法省、TikTok提訴 児童のプライバシー保護違反で

AI要約

米司法省は、中国系短編動画投稿アプリ「TikTok」の運営会社を13歳未満の児童から個人情報を収集したとして提訴した。

FTCも提訴を求めており、ティックトックが児童のプライバシー侵害を繰り返していると指摘している。

司法省は、ティックトックが厳格な年齢審査を怠り、児童の親がデータ削除を要求しても応じなかったと主張している。

 【シリコンバレー時事】米司法省は2日、中国系短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の運営会社を相手取り、カリフォルニア州の連邦地裁に提訴したと発表した。

 親の同意を得ずに13歳未満の児童から個人情報を収集し、児童オンラインプライバシー保護法に違反したと主張。民事制裁金を科すよう求めた。

 米連邦取引委員会(FTC)が6月、司法省に提訴を働き掛けていた。FTCのカーン委員長は「ティックトックは故意に児童のプライバシーを繰り返し侵害し、何百万人もの安全を脅かしている」と批判した。

 司法省は訴状で、ティックトックは厳格な年齢審査を行っていなかったと指摘。児童が審査を回避できるよう、グーグルやインスタグラムなどの外部サービスの認証情報でアカウントを作成できるようにしていたほか、児童の親がデータ削除を求めても応じなかったと主張した。