健康的チョコ商品化へ 山形の新会社

AI要約

新会社「BioServe」が国産米こうじを使用したチョコレートなどの商品化を目指し、事業発表会を開催した。

美容と健康を重視し、地元産農産物を活用したスイーツ開発に取り組むことを発表。初年度の売上目標は1億円、次年度は5億円としている。

こうじの健康効果を活かし、「糀(こうじ)ローチョコレート」や県内菓子店とのコラボ商品を展開する予定。会社は高齢化社会に貢献し、若々しい生活を支援したいと意気込んでいる。

健康的チョコ商品化へ 山形の新会社

 国産米こうじを使ったチョコレートなどの商品化をめざす新会社「BioServe(ビオサーブ)」(山形市)の事業発表会が2日、同市のジョージ山形で開かれた。健康への配慮を意識し、県産農産物を使ったスイーツ開発にも取り組んでいく。

 美容と健康から地域産業の発展に貢献しようと、カットルームコーポレーション(同市)の橋本憲夫社長ら美容関係の専門家ら10人が出資し、設立した。県とやまがた産業支援機構が推進する県ソーシャルイノベーション創出モデル事業から商品化に向けたアドバイスなどを受けている。初年度は売上高1億円、次年度は5億円を目標に掲げる。

 こうじがもらたす健康効果に着目し、低温加工して栄養素が高いとされる「ローカカオ」などを使用した「糀(こうじ)ローチョコレート」などの販売を予定している。

 県内菓子店とコラボレーションした菓子なども手がけていきたいとし、同社は「県内の産業や健康増進に貢献し、高齢化社会の中でだれもが若々しく過ごせるような社会をめざしたい」と語った。