東証2216円安、歴代2位の下げ幅 半導体2社で500円押し下げ

AI要約

2日の東京株式市場で日経平均株価は大幅続落し、3万6千円台を割るのは約半年ぶり。米国経済の先行き懸念や円高進行により投資家はリスクを避けている。

米ニューヨーク株式市場では、製造業の景況感低下などの要因で株価が大幅に下落し、米経済の減速が懸念されている。

2日の東京市場でも日経平均は大幅安となり、半導体関連株の売りが目立った。取引停止を含む対策も取られた。

東証2216円安、歴代2位の下げ幅 半導体2社で500円押し下げ

 2日の東京株式市場で日経平均株価は大幅続落し、前日終値より2216円63銭(5.81%)安い3万5909円70銭で取引を終えた。3万6千円台を割るのは約半年ぶり。下げ幅は、1987年10月の歴史的な株価暴落「ブラックマンデー」に次ぐ2番目となった。米国経済の先行き懸念や円高の進行を受け、投資家がリスクを避ける姿勢を強めている。

 前日の米ニューヨーク株式市場で、主要な株価指数がそろって大幅に下落した。米国で公表された製造業の景況感を示す指数が市場予想を下回るなどし、米経済が減速するとの見方が強まった。

 2日の東京市場も流れを引き継ぎ、日経平均は取引開始から大幅安となった。その後、さらに下げ幅を広げ、プライム市場の98.7%が値下がりした。特に半導体関連株が売られ、東京エレクトロンは前日比11.99%安、アドバンテストは8.01%安。2社で日経平均を計500円ほど押し下げた。東証の一部の指数では、大幅下落を受けて一時的に売買を停止する「サーキット・ブレーカー」が発動した。