JR四国、普通列車17本を減便 利用者が低迷、運転士も不足

AI要約

JR四国は乗客数減少と人手不足を理由に列車本数を減便することを発表した。最終列車の運行時間も繰り上げられる。新型コロナや人口減少が要因である。

輸送人員はコロナ前の9割にとどまっており、採用難が深刻化している。現場の人手不足が2023年度後半から一段と厳しくなるという。

JR四国は採用計画に対し、実際に入社した数が少なく、離職者も多くなっている。今後の採用見通しも厳しいと報告している。

 JR四国は2日、高松―琴平、松山―今治など予讃線や土讃線の普通列車を1日17本減便し、最終列車4本を繰り上げると発表した。9月29日から実施する。新型コロナウイルスや人口減の影響で乗客数が減ったことに加え、運転士や車掌らの人手不足が要因という。

 新型コロナの5類移行で行動制限が解消したにもかかわらず、輸送人員はコロナ前の9割にとどまっている。

 JR四国によると、現場の人員不足は深刻で、2023年度後半から働き手の確保が一層難しくなったという。24年度の採用は155人の計画に対し、実際に入社したのは123人。離職者も多い。採用数の大幅な改善は見込めないという。