ポルシェ次期型「カイエン」はEVだけじゃない!? 2025年にフルモデルチェンジ予定 “3種類のパワートレイン”って何?

AI要約

ポルシェAGは2024年7月26日、新型「カイエン」のフル電動モデルテストを開始

4代目新型カイエンはフル電動化モデルとして2025年に登場予定

ポルシェは2030年までに3種類のパワートレーン展開予定で、エレクトロモビリティを強化

ポルシェ次期型「カイエン」はEVだけじゃない!? 2025年にフルモデルチェンジ予定 “3種類のパワートレイン”って何?

 独ポルシェAGは2024年7月26日、次期型「カイエン」のフル電動モデルのテストを開始したと発表、開発中の写真を公開しました。

 カイエンは、ポルシェのラージクラスSUVです。初代は2002年に登場し、現行型は2018年に発表された3代目となります。

そして、4代目となる新型カイエンはカモフラージュされたプロトタイプによって厳しいテストプログラムが進行中です。4代目カイエンは、フル電動モデルとなって2025年には登場予定です。

 ポルシェは同時に、パワフルなハイブリッドモデルと内燃エンジンモデルの開発も進めているといいます。2030年までに世界中で3種類のパワートレーンで展開される予定です。

 ちょっと分かりにくいかもしれませんが、ポルシェは2030年代には、パワフルで効率的な内燃エンジンモデルおよびハイブリッドモデルを多数ラインナップする予定です。

 つまり、3代目(現行型)のカイエンにはさらなる改良が施され、4代目(新型)のフル電動化モデルと並行して販売される予定です。

 2023年に、ポルシェ史上最大規模のアップグレードが行われた現行型のカイエンは、今後、多額の技術投資によってさらに開発が進められる予定です。

 開発はパワートレーン、特にポルシェが開発し、ツッフェンハウゼンのエンジン工場で製造しているV8エンジンの効率向上を中心に行われます。このツインターボエンジンには、将来の法規制にも対応できるよう、広範な技術的対策が施されます。

 ポルシェの製品戦略では、顧客の需要や世界の各地域におけるエレクトロモビリティの普及に応じて、2030年には新車の80%以上をフル電動化することが可能だとしています。

 さて、ベストセラーであるカイエンの4代目となる新型は、完全な新規開発モデルとして、ポルシェにおけるエレクトロモビリティの拡大に大きく寄与することを目的としています。

 新型カイエンは、800Vアーキテクチャを採用したプレミアムプラットフォームエレクトリック(PPE)の包括的な開発をベースとし、高電圧システム、パワートレーン、シャシの各分野における最新技術を統合することができます。

 新型カイエンの開発目標として、ポルシェの特徴である走行特性に加え、大容量で安定した充電、高効率、そして高いレベルの快適性と日常的な使いやすさが掲げられています。

 現段階で、新型カイエンは、デジタル開発とテスト、そしてヴァイザッハにある開発センターのテストコースでの最初のテスト走行を経て、カモフラージュされたプロトタイプの走行テストが始まりました。

 発売日までに、プロトタイプは気候や地形のきわめて厳しい条件のもと、世界中で数百万kmのテスト走行を完了する予定です。

 こうしてポルシェの高い品質基準に従って、ハードウエア、ソフトウエア、そして車両のすべての機能の耐久性と信頼性を確保するのです。

 フル電動化モデルとなった新型カイエンの登場が、いまから楽しみになります。