「黒霧島」紙パック、販売再開へ 霧島酒造

AI要約

霧島酒造は、サツマイモ基腐病の影響で一時販売を休止していた黒霧島と白霧島の紙パック商品の販売を再開することを発表した。

販売再開される商品は、サツマイモ基腐病の影響にもかかわらず、品質に問題がないとされる4種類の商品で、原料の確保量が上向いたことが理由とされている。

生産農家での防除や病害発生のリスク軽減などが功を奏し、再開される商品には病気のイモは使用されておらず、安心して購入できるとしている。

 霧島酒造(宮崎県都城市)は31日、芋焼酎「黒霧島」と「白霧島」の紙パック商品について、8月20日に販売を再開すると発表した。

 茎が黒くなりイモが腐るなどの症状が出る「サツマイモ基腐病(もとぐされびょう)」拡大の影響で、原料のサツマイモの収穫量が減少し、2023年3月に販売を休止していた。

 販売再開する商品は紙パック入りの黒霧島(アルコール分20%、900ミリリットル)、白霧島(アルコール分25%、900ミリリットル)など4品目。サツマイモ基腐病の影響は続くものの、生産農家での防除や病害発生のリスクが少ない苗の育成・供給などの結果、原材料の確保量が上向いたという。同社によると出荷する商品には病気のイモは使用せず、品質に問題はないという。