日経平均、一時1000円超高 8日続落から反発、米株高受け

AI要約

日経平均株価は反発し、前週末の終値から一時1000円を超える上昇を見せた。

米国株式市場では、FRBの利下げ期待により主要指数が上昇し、株が買われた。

29日の日経平均株価も自律反発の動きがあり、特に半導体関連銘柄が買われた。

 29日午前の東京株式市場で日経平均株価は反発し、上げ幅は前週末の終値から一時1000円を超えた。前週末の米ニューヨーク株式市場で主要な株価指数がそろって上昇した流れを引き継いだ。日経平均は前週末まで8日続落しており、自律反発を狙った買いも入っているようだ。

 前週末の米国株式市場では、主要企業でつくるダウ工業株平均が650ドル超値上がりし、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も4日ぶりに上昇した。経済統計の結果を受けて米連邦準備制度理事会(FRB)が早期に利下げするとの期待が強まり、底堅い景気が維持されるとの見方から株が買われた。

 週明け29日の日経平均株価もこの流れが続き、前週末終値より471円71銭高い3万8139円12銭で始まり、上げ幅を拡大した。特に半導体関連銘柄などが買われている。大手証券アナリストは「文句なしの全面高。ここまで大きく下げてきたので自律反発の動きが見られている」と指摘している。(久保田侑暉)