「月額4万7300円から」トヨタが本気でつくった「仮眠シート」はいかが?「アルファード」や「LM」の極上寝心地をぜひオフィスで!

AI要約

「人とくるまのテクノロジー展 2024 NAGOYA」が2024年7月17日~19日にAichi Sky Expoで開催されました。横浜で開催となった「人とくるまのテクノロジー展」に続いて開催となったこの展示会は、比較的混雑も少なく見やすい展示が印象的でした。

「パワーナップ」を積極的に活用してパフォーマンスアップにつなげるトヨタの取り組みや、その一環で開発された「TOTONE(トトネ)」について紹介されています。

「TOTONE」は15分から30分の仮眠を取るために作られたシートで、身体を温めながら仮眠を促す機能があります。

「月額4万7300円から」トヨタが本気でつくった「仮眠シート」はいかが?「アルファード」や「LM」の極上寝心地をぜひオフィスで!

「人とくるまのテクノロジー展 2024 NAGOYA」が2024年7月17日~19日にAichi Sky Expoで開催されました。横浜で開催となった「人とくるまのテクノロジー展」に続いて開催となったこの展示会ですが、横浜展に比べ、比較的混雑も少なく展示も見やすいのが印象的でした。トヨタブースでは、横浜展でも展示していた「TOTONE(トトネ)」を実際に体験することができました。

15~30分程度の短時間の昼寝や仮眠を積極的に活用してパフォーマンスアップにつなげるという「パワーナップ」。これにより、集中力アップやストレス軽減、記憶力向上といった効果が見られ、業務の効率化などを図って取り入れる企業が増えているといいます。

この「パワーナップ」に注目して、商品を開発・リース販売を始めているのがトヨタです。トヨタ「アルファード」/レクサス「LM」のシートを使って作られた「TOTONE(トトネ)」がそれで、15分から30分ほどの仮眠を取るために作られたものです。

リクライニングするシートに、その頭側と足側にトンネル、そして周りとの仕切りのカーテンで構成されています。サイズとしては全長2165mm×全幅737mmとそれなりに大きく、設置スペースとしては幅2615mm以上、奥行き837mm以上となかなかの広さが必要です。操作や設定はスマホアプリを使用するため、本体に操作パネルなどは見当たりません。ちなみにこの「TOTONE」は「整う」と「寝る」から取った造語となります。

実際にシートに座って、これを体感してみました。

まず最適な角度までシートがリクライニング。完全に横になるという角度ではありませんでした。ふくらはぎの部分が適度に支えられていることがちょうど気持ち良いという感じの角度です。飛行機のフルフラットシートほどシートバックが倒れるわけではありません。担当者が「ゼロ・グラビティ」と表現していましたが、体圧分散でじつに身体に負荷の少ない印象の、絶妙な角度で入眠の体勢が取られます。

シートの前と後ろにあるトンネルに沿ってカーテンを引いてしまえばカプセルのような状態になって、目隠しでプライバシーの確保もできます。といっても周囲の音も聞こえ、酸素カプセルなどと違ってゆるやかな仕切り感で、睡眠にはちょうどよい感じになります。

「TOTONE」のシートは身体をじんわりと温めてくれながらランバーサポート部分が適度に動き、取材でなければすぐにでも寝てしまいそうな状況になってしまいます。

そして設定した時間になると、ストレッチを促すようにシートのランバーサポートがしっかりと張り出し、LEDの間接照明とBGMで起床を促します。シートも着座姿勢へと動き、爽やかに起きることが可能というわけです。

睡眠時間はショート15分、ベーシック20分、ロング30分の3つの標準コース以外に時間設定モード、くつろぐモードも用意されています。現在リース販売のみというこの「TOTONE」、標準仕様以外に特別仕様2機種の3グレードを用意しています。

シート自体は基本的に同じですが、シートの素材は標準仕様の「ファブリック」以外に、特別仕様モデルでは「レザー」、「スエード」、「キルト」の素材がライアップされており、色も選べます。リース期間3年の場合は月額6万1600円(消費税込)から、5年リースの場合は月額4万7300円(消費税込)からとなっています。業務効率向上のために導入してみたい、と思ってしまう1台でした。