「キングセイコー」がヒーロー漫画に!? 復活したキングセイコーと機械式時計の魅力を楽しく紹介する展覧会の魅力とは

AI要約

Seiko Seedは、原宿で運営する腕時計の体験拠点で、キングセイコーの魅力を漫画で表現した展示が行われている。

漫画では、キングセイコーを身に着けると変身する超戦士や敵キャラなどが登場し、時計の魅力や特徴が楽しく紹介されている。

展示会は7月19日から9月23日まで開催され、子どもから大人まで幅広い層が楽しめる企画となっている。

「キングセイコー」がヒーロー漫画に!? 復活したキングセイコーと機械式時計の魅力を楽しく紹介する展覧会の魅力とは

 セイコーが原宿の地で運営する「Seiko Seed」は、腕時計のさまざまな楽しさを体験できる発信拠点。

 これまでにも原宿という土地柄にもマッチしたポップな企画展を展開してきましたが、今回はキングセイコーの魅力をオリジナルのヒーロー漫画を通じて、広く知ってもらおうというユニークなアプローチの展示に。

 漫画を手掛けたのは人気のイラストレーター/デザイナーである鈴木夏菜氏。

 鈴木氏の生み出すちょっと懐かしく昭和なテイスト漂う漫画と、1961年に誕生し高度経済成長期に人気を博したしたキングセイコーのブランドヒストリーとをなぞらえるカタチでの企画展となっています。

 漫画の中では、主人公たちが現行モデルとして展開中の「KSK」、「KS1969」シリーズを装着することで変身する超戦士が登場し、そのサイボーグのような“機械式”のボディには、時計でお馴染みの回転錐、切り替え伝え車、テンプ、ガンギグルマなどが内蔵されているという設定。

 戦士たちの武器は、「KSK」では12時位置のインデックスを元にした“ライターカット略字ナックル”であったり、「KS1969」では針を模した“ダイヤカット ハンズ・サーベル”であったりと、キングセイコーファンなら思わず笑みの溢れる楽しいアイデアが盛り込まれています。

 敵キャラは“腐食”など、時計の美観や精度に関連するキャラが登場し、たとえキングセイコーを知らない人であっても、漫画を読み進めることで、電池を必要としない機械式時計のメリットや、マテリアルの特徴が自然と理解されてくるという仕組みに。

 展示では、そうした武器の模型や、切り替え伝え車の模型も展示されており、フィクショナルな科学館や博物館のような面白みと、ヒーロー漫画の楽しさが融合しています。

 会期は7月19日(金)~9月23日(月)。会期中には子ども向けのワークショップも開催予定とのこと。

 時計の精緻なメカニズムにワクワクする気持ちは、まさにヒーローやロボット漫画で得たワクワク感と通じるものがあり、こどもから大人まで、世代を問わず楽しめる展覧会となっています。