タイヤ内蔵タグに整備情報 村田製作所と仏ミシュラン開発

AI要約

村田製作所とミシュランが共同開発したタイヤの側面に内蔵された電子タグは、商品の識別や整備情報の記録が可能で、サプライチェーンや整備工場の管理効率化を図る。

電子タグはRFID技術を活用し、専用のリーダーで情報を読み取ることができる構造になっている。そして、2024年問題に対処するための取り組みでもある。

量産予定の電子タグは耐久性に優れ、通信性能が向上し、小型化に成功した部品を内蔽している。25年1月以降に導入される予定だ。

 村田製作所とフランスのタイヤ大手ミシュランが、タイヤの側面に内蔵して商品の識別や整備情報の記録などができる電子タグを共同開発した。タイヤのサプライチェーン(供給網)や整備工場で管理を効率化し、人手不足が懸念される物流の「2024年問題」に対応する狙いもある。

 電子タグは、専用のリーダーにかざすと情報を読み取ることができる「RFID」と呼ばれる技術を活用した。

 25年1月以降に量産する予定の電子タグは、アンテナに当たる金属製ばねの内側に、記録用の半導体を埋め込んだ部品が入っている。耐久性に優れた構造で、通信性能を向上し、小型化にも成功した。