三菱UFJアセットの「オルカン」、規模上限を4倍の20兆円に

AI要約

三菱UFJアセットマネジメントが投資信託「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー、通称オルカン)」のファンド規模上限を20兆円に拡大したことを発表。

オルカンは、日本を含む先進国や新興国の株式市場に連動した投資成果を目指す投信で、純資産残高は急速に増加しており、現在は4兆円程度となっている。

信託金限度額の引き上げは、足元の資金流入状況を踏まえた判断から行われ、オルカンの人気が高まっていることが背景にある。

Shinichi Uchida

[東京 25日 ロイター] - 三菱UFJアセットマネジメントは25日、資金流入が続く投資信託「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー、通称オルカン)」のファンド規模上限となる信託金限度額を20兆円に拡大したと発表した。従来は5兆円だった。足元の資金流入状況を踏まえた場合、急速に増加する可能性があることから引き上げたと説明している。

オルカンは2018年10月末に設定。日本を含む先進国や新興国の株式市場の値動きに連動した投資成果を目指す投信で、信託報酬などのコストが比較的低いことで知られる。純資産残高は 株高や新NISA(少額投資非課税制度)開始などの影響により、約半年で倍増し、足元で4兆円程度となっている。