就活で盲点になりがちな「聴く力」 注意すべき3つのポイント プロが指南 就活の極意

AI要約

自己アピールのためには話す力だけでなく、聴く力も重要である。

聴く力は相槌、表情、姿勢の3つの要素で評価される。

日常から意識して練習し、習慣として身につけることが重要である。

就活で盲点になりがちな「聴く力」 注意すべき3つのポイント プロが指南 就活の極意

就職活動では、自分自身をアピールするために〝伝える力〟が求められます。そこで「話す力」を意識する学生は多いのではないでしょうか。しかし、意外と盲点なのが「聴く力」です。面接やグループディスカッションなど「聴く力」が求められる場面は多くあります。実は話す力と同じくらいに聴く力を評価する企業は多いので注意しましょう。では、その聴く力ですが、どのような点から評価されるのでしょうか。

①相槌

うんうん、とただ頷くだけではなく、相手のペースに合わせることが重要です。深く相槌を打たれると、話を聞いてくれている、という感覚を持たせやすくなります。逆に相槌がないと「話をきいていないのではないか」と相手を不安にさせてしまう恐れがあります。

②表情

表情で重要となるのが笑顔ですが、笑顔にも3種類あると言われています。

(1)サイレントスマイル…ニュースキャスターなど

唇は閉じて、口角だけ上げます。目尻は下げて、優しい目元にして下さい。

(2)ハーフスマイル…綾瀬はるかさんやローラさんなど女優さんやモデルやアイドル

上の歯だけを8本から10本出して、口角をグーッと上げます。この時、下の歯は見せないように注意して下さい。下の歯を見せないで笑顔を作るのは意外と難しいので鏡の前で練習を繰り返してください。

(3)フルスマイル…明石家さんまさんや久本雅美さんなど

上の歯も下の歯も出して、大きく笑います。相手を巻き込んでいる笑顔をイメージしましょう。

この3つの笑顔の中で人と会う時に一番印象が良いのは「ハーフスマイル」です。仕事の作業時は「サイレントスマイル」で、接客や挨拶時は「ハーフスマイル」と、仕事や作業の内容によって変わります。常に笑顔がいいわけではなく、こちらも相手に合わせることが重要です。

③姿勢

頬杖をついたり、踏ん反り返ったりした姿勢ではなく、前のめりで、「それでそれで?」という姿勢で話を聞くと、話しやすい雰囲気を醸し出し、相手に好印象を与えることができます。話している方も嬉しくなってしまい、ついつい話してしまうということがあります。説明会やOB・OG訪問時でも有効ですので積極的に取り入れましょう。

このように、聴く姿勢とは相槌・表情・姿勢の3つに分けられます。こうしたことは日頃から意識していないと、緊張感のある本番では行動に移すのが難しくなってしまいます。無意識で出来ている学生はいいのですが、意識しないとできない学生も多くいます。日頃の習慣を大事にしてほしいと思います。面接時のみ良い顔を見せるのではなく、日々の人間関係の中でも意識して実践することで、習慣として身につけましょう。(「内定塾」講師 齋藤弘透)