ベトジェット、A330neoを20機正式発注

AI要約

ベトナムのベトジェットエアは、エアバスA330-900型機を20機発注する契約を締結。カタログ価格は約1兆1438億円に上る大規模な取引であり、同社にとって初のワイドボディ機の導入となる。

ベトジェットエアは、A330-300の後継としてA330neoを導入し、大陸間路線の拡充を計画している。

A330neoはA330-800とA330-900という2機種から成り、A330-900が特に需要が高いモデルとなっている。

ベトジェット、A330neoを20機正式発注

 ベトナムのベトジェットエア(VJC/VJ)は、エアバスA330-900(A330neo)型機を20機発注する契約を締結したと、ロンドン近郊で開催中のファンボロー航空ショーで発表した。カタログ価格で総額74億米ドル(約1兆1438億円)の取引で、今年2月に締結した覚書を正式発注した。同社がワイドボディ(広胴/双通路)機を発注するのは初めて。

 ベトジェットエアはA330-300を7機、リース機として導入済み。後継となるA330neoで置き換えを進め、大陸間路線を拡充させる。

 A330neoは中型機で、従来のA330-200と同サイズのA330-800(標準座席数3クラス220-260席、最大406席)と、A330-300の後継となるA330-900(3クラス260-300席、最大460席)の2機種で構成。大型機A350 XWBの主翼技術を取り入れ、ロールス・ロイス製新型エンジンのトレント7000と空力特性の改善で、1座席あたりの燃費を25%改善した。売れ筋は座席数が多いA330-900となっている。