節約のため「東京→大阪」まで車で帰省しました。妻から「来年からは新幹線で帰省したい」と言われましたが、家族4人なら車のほうが安いし“メリット”も多いですよね?

AI要約

車と新幹線の東京~大阪間の往復費用を比較

車の方が圧倒的に安いものの、他の要素も考慮が必要

帰省計画を立てる際にはコスト以外の要素も検討

節約のため「東京→大阪」まで車で帰省しました。妻から「来年からは新幹線で帰省したい」と言われましたが、家族4人なら車のほうが安いし“メリット”も多いですよね?

お盆休みやシルバーウィーク、年末年始などの長期休みには、帰省手段に悩む人もいるのではないでしょうか。車で行くべきか、それとも新幹線を使うべきか、家族連れであればどちらがより経済的なのでしょうか。

そこで本記事では、シルバーウィークに4人家族(夫婦と小学生の子ども2人)が東京から大阪へ帰省する場合を例に、車と新幹線それぞれの費用を比較します。さらに、経済面だけでなく、快適さや所要時間といったほかの要素も考慮し、それぞれのメリットとデメリットを解説しますので、帰省の計画を立てる参考にしてください。

まずは車と新幹線それぞれの東京駅~新大阪駅までのコストを比較してみましょう。日付は2024年9月14日出発、9月16日帰宅を仮定して計算します。

■車にかかるコスト

車はトヨタのヴォクシー(ガソリン車、S-Z 2WD 7人乗り))でETC搭載、東京駅から新大阪駅までの約500キロメートルの距離を走行すると仮定し、高速道路とガソリンの料金を計算します。なお東京駅から新大阪駅までは、東名高速東京ICから名神高速豊中ICで降りるルートで向かうと仮定します。

この条件でシミュレーションしたところ、往復2万2280円でした(お盆やシルバーウィーク期間は休日割引が適用されません)。

次に、ヴォクシーのWLTCモードの燃費(15.0km/L)をもとに、8月26日時点のレギュラーガソリン価格(174.5円/L)で計算します。

東京駅から新大阪駅までの往復距離約1000キロメートルを走行するためには、約66.6リットルのガソリンが必要です。1リットルあたりのガソリン価格が174.5円なので、ガソリン代は合計で約1万1621円必要になります。

合計すると、車での往復費用は3万3901円となりました。

■新幹線にかかるコスト

一方、東京から新大阪までの新幹線(のぞみ)の料金は、指定席利用で片道1万4920円、子どもは半額の7460円です。なお、シルバーウィークは繁忙期のため200円が加算されています。

家族4人で往復すると、費用の合計は8万9520円です。こうして比較すると、車での帰省が圧倒的に安いですね。しかし、現実的なコスト以外の要素を考慮することも大切です。