ライズやWR-Vの“強敵”スズキ「フロンクス」全国展示へ！ 新コンパクトSUVは「おしゃれなクーペフォルムとインテリア」を要チェック

　スズキは先ごろ、2024年秋ごろに日本市場へ導入する新型車「フロンクス」に関する情報をアップデートしました。この新しいコンパクトSUVは、果たしてどんな魅力を備えたモデルなのでしょうか？

　スズキがティザーサイト上で2024年秋ごろの日本導入をアナウンスした新型車「フロンクス」は、2023年1月にインドで開催された「オートエキスポ2023」で、あの「ジムニー5ドア」とともに世界初公開。2023年4月にインド市場での販売を皮切りに、中南米や中近東、アフリカなどでもすでにリリースされています。

　その走りやデザインは高い評価を得ており、インドや南アフリカではベストカー・オブ・ザ・イヤーやデザイン・オブ・ザ・イヤーなど数々の賞を受賞しています。

　そんな「フロンクス」は、力強さと流麗さを際立たせたクーペスタイルに、取り回しのよさと快適な室内空間を兼ね備えた新ジャンルのコンパクトSUVです。

　そのルックスは、ルーフがなだらかなカーブを描くクーペスタイルが印象的。一方のインテリアは、クラスを超えた上質感があり、快適な空間に仕上がっています。

「フロンクス」のボディサイズは、全長3995mm、全幅1765mm、全高1550mm（すべてインド仕様）となっています。

　日本でのライバルになると想定されるトヨタ「ライズ」（全長3995mm、全幅1695mm、全高1620mm）と比べてみると、70mmワイドで70mm高い数値となっています。

　もう1台、ライバルになると思われるホンダの「WR-V」（全長4325mm、全幅1790mm、全高1650mm）と比べると、「フロンクス」は330mm短く、25mm幅が狭く、100mm背が低いサイズとなります。

　そんな「フロンクス」で気になるのが、どんなパワートレインを設定するか、ということでしょう。

　ちなみにインド仕様の「フロンクス」には、最高出力100馬力、最大トルク147.6Nmの1リッター直噴ターボエンジンを核とするマイルドハイブリッドと、最高出力89.7馬力、最大トルク113Nmを発生する1.2リッター自然吸気ガソリンエンジンが用意されています。

　なおトランスミッションは、前者が5速MTもしくは6速AT、後者が5速MTもしくは“AGS（オートギアシフト）”と呼ばれるシングルクラッチ式5速ATとなっていますが、日本ではトルコン式ATへのニーズが高いことから、日本仕様は前者になるのではないかと思われます。

　スズキはすでに、新型「フロンクス」の実車をJR浜松駅の新幹線改札内に先行展示しましたが、8月以降は全国のスズキディーラーにおいて、同車の先行展示会が開催されることになりました。

　ティザーサイトによると、スタートは2024年の8月1日からで、各エリアで用意された展示車両が、各地のディーラーを巡回。ひと足先に新型「フロンクス」を見られるチャンスとうたわれています。

　スズキは今後も専用のティザーサイトなどで、新型「フロンクス」に関する情報を随時アップデートしていく模様。気になる人は今後の展開に注目しておきたいところです。