朝8時から店で仕込んで深夜2時に帰宅… プロレスラー川田利明が明かす「ラーメン店の地獄のスケジュール」

AI要約

元全日本プロレスのレジェンドレスラーで、現在は東京都世田谷区にてラーメン店「麺ジャラスK」を経営する川田利明氏。知られざるラーメン店経営の裏側と、飲食業界の暗部を赤裸々につづった著書、『プロレスラー、ラーメン屋経営で地獄を見る』(宝島社文庫)が話題の川田氏に、ブラック企業も驚く「地獄のスケジュール」と、それでもラーメン店経営を続けるワケを教えてもらった。

川田氏が一日のスケジュールを紹介。朝から汗を流しながら、朝から夜までの営業をこなす日々について語る。

朝7時に起床し、店に入る、ランチ営業の準備や夜の仕込み、毎日忙しい日々を送る川田氏の姿が描かれる。

朝8時から店で仕込んで深夜2時に帰宅… プロレスラー川田利明が明かす「ラーメン店の地獄のスケジュール」

元全日本プロレスのレジェンドレスラーで、現在は東京都世田谷区にてラーメン店「麺ジャラスK」を経営する川田利明氏。知られざるラーメン店経営の裏側と、飲食業界の暗部を赤裸々につづった著書、『プロレスラー、ラーメン屋経営で地獄を見る』(宝島社文庫)が話題の川田氏に、ブラック企業も驚く「地獄のスケジュール」と、それでもラーメン店経営を続けるワケを教えてもらった。

ここでざっくりと俺の一日のスケジュールを書いておこう。

仕込みも含めて、すべて自分でやろうと思っている人は、これが基本的な日程になると思ってもらって、まず間違いはないだろう。

朝は7時に起きて、8時には店に入る。起きたら、すぐに店に向かう……ぐらいの勢いで俺の一日が始まる。

ウチはお酒も出すので、「夜のお店」というイメージがあるかもしれないが、ある時からランチ営業(12~14時)も始めた。だから、この時間から準備をしないと、間に合わない。自分で選んだ道とはいえ、ある意味、地獄のようなスケジュールだ。

2時間から3時間、ランチの準備をすると、もう体中が汗だくになる、やっぱりスープを作らなくちゃいけないからね。朝から圧力鍋で炊いていたものを、今度は綺麗に濾す作業を朝からやる。スープに関しては、本当に味が安定しないというか、日々、変わってくるので、本当に毎日、大変だ。

この段階ですでに10時半か11時ぐらい。汗だくになってしまったので、夏だったら汗を流すために、冬は体を温めるために、一旦、帰宅してシャワーを浴びる。

それで気持ちをリセットしたら、すぐに店に戻って、ランチ営業のために店を開ける。

無事にランチタイムが終わったら、今度は夜の仕込みだ。

ランチはラーメンしか出していないけど、夜は味玉やマッシュサラダや唐揚げとかサイドメニューもたくさんあるので、仕込みにも当然、時間がかかる。

地味に大変なのは、夜に使う分の野菜を全部、切っておくこと。これがけっこう時間がかかる。量も多いからね。

時間がかかるといえばチャーシューの仕込みだ。低温調理だから、何時間もかけて火を通さなくてはいけない。夜の営業時間にギリギリ間に合った、ということがよくあるぐらいで、とにかく休憩時間はやることがいっぱいで忙しい。