【タイ】スズキ、25年にEVとHV計4モデル投入

AI要約

スズキのタイ法人、スズキ・モーター・タイランドは、2025年に電気自動車とハイブリッド車計4モデルをタイ市場に投入する計画を発表した。

自動車業界の低迷を受け、サービス面の強化を図り競争力を高める方針を示し、アフターサービスの充実や新たなサービスセンターの設置を予定している。

また、2024年上半期の自動車販売台数が低迷する中、スズキの総販売台数も減少しており、工場の閉鎖と完成車生産からの撤退を発表しているが、引き続きタイ市場への販売に力を入れる考えを示している。

 スズキのタイ法人、スズキ・モーター・タイランド(SMT)は18日、2025年に電気自動車(EV)とハイブリッド車(HV)計4モデルをタイ市場に投入すると発表した。低迷する自動車業界でサービス面も強化し競争力を高める方針を示した。

 SMTの鈴木忠臣社長によると、国内の2024年上半期(1~6月)の自動車販売台数は30万7,995台だった。スズキの総販売台数は前年同期比54%減の3,791台と、景気低迷を背景に縮小している。

 SMTは、アフターサービスの拡充を図るため「スズキ・ウォーリー・フリー」キャンペーンを実施すると発表した。走行距離6万キロメートルを超えない範囲で、最長3年間の定期メンテナンス料金を無料にしたり、スペアパーツやサービス保証期間を従来の3カ月間(走行距離5,000キロ以内)から1年間(同2万キロ以内)に延長したりする。また、東北部マハサラカム県やカラシン県などで新たにサービスセンターを6カ所設置する見通しだ。

 スズキは6月、25年末をめどにSMTの工場を閉鎖し、完成車生産からは撤退すると発表している。輸入販売に切り替えるものの、引き続きタイでの販売に力を入れるとしている。