エアバスCEO、機体受注を一部断念-旺盛な需要にも生産間に合わず

AI要約

エアバスは受注残が増加し、需要と生産のミスマッチから一部の注文を断る状況にある。

市場にはナローボディ機への需要があり、供給能力を上回る状況である。

エアバスは数年にわたり供給不足が続く見通しで、需給の均衡を見極めている。

エアバスCEO、機体受注を一部断念-旺盛な需要にも生産間に合わず

(ブルームバーグ): 欧州航空機メーカー、エアバスは、積み上がる受注残を理由に一部の注文を断らざるを得なかったとと、ギヨーム・フォーリ最高経営責任者(CEO)が23日のブルームバーグのインタビューで明らかにした。航空会社からの需要は引き続き旺盛だが、機体の生産が間に合わず両者のミスマッチが浮き彫りになった。

英ファンボロー国際航空ショーでインタビューに応じたフォーリCEOは、同社のナローボディ(単通路機)の供給能力を上回る需要が市場にはあると述べた。

同CEOは「求められた期限内に機体を納入することができないため、今では当社は注文を断らなければならない」と語り、「従って市場が若干減速しているというのであれば、当社にとってそれは問題ではない」と続けた。

フォーリ氏によれば供給の目詰まりは数年続く見通しで、同社は需給の適切な均衡を見極めている。「当社は数千社のサプライヤーを抱えている。そのうちの数社が遅れるだけで全体が遅れてしまう」と、同氏は語った。

原題:Airbus Forced to Turn Down Some Orders as Backlog Stretches Out

(抜粋)

(c)2024 Bloomberg L.P.