日本郵船、通期予想を上方修正 紅海情勢でコンテナ運賃上昇

AI要約

日本郵船は2025年3月期の連結純利益予想を上方修正し、紅海情勢の悪化によるコンテナ船の需給不足や運賃上昇が利益を押し上げた。

物流事業や不定期船事業が市況が堅調であり、円安も追い風となっている。

日本郵船、商船三井、川崎汽船の海運大手3社は2017年にコンテナ船事業を切り出して統合し、それぞれ持ち分法適用会社として運営している。

日本郵船、通期予想を上方修正 紅海情勢でコンテナ運賃上昇

Nobuhiro Kubo

[東京 22日 ロイター] - 日本郵船は22日、2025年3月期の連結純利益予想を2450億円から3900億円に上方修正した。紅海情勢の悪化でコンテナ船の需給がひっ迫し、運賃が上昇していることなどが利益を押し上げる。IBESがまとめたアナリスト10人の予測平均値3114億円を上回った。

物流事業、荷主の要望に合わせて運航する不定期船事業も市況が堅調に推移。円安も追い風となる。連結営業利益の見通しは1650億円から2150億円に引き上げた。

日本郵船、商船三井、川崎汽船の海運大手3社は2017年にコンテナ船事業を切り出して統合。それぞれ持ち分法適用会社にしている。