物価高の今、なにか私たちにできることってありますか?値上げが続いてばっかりであせっています。

AI要約

物価上昇の原因として、原材料価格の高騰や円安ドル高が挙げられる。

ウクライナ侵攻による原材料価格の影響や、日本とアメリカの金利差による円安ドル高が物価上昇を加速させている。

金融政策の差により円安が続くと見込まれ、物価上昇への影響が続く可能性がある。

物価高の今、なにか私たちにできることってありますか?値上げが続いてばっかりであせっています。

近年の物価上昇を受けて、いつまで続くのかと不安に感じている方や生活費が圧迫され困っている方などもいるでしょう。物価高の影響を抑えるためには、自分自身で節約を心がけることが大切です。

本記事では、日本の物価高がなぜ起きているのかを紹介するとともに、影響を抑えるための節約ポイントを紹介します。

食品や日用品の値段が上がり、生活費がかさんでいる方も多いでしょう。ここでは、現在日本の物価高がなぜ起きているのかを紹介します。

◆原材料価格が高騰しているため

物価高を引き起こしている原因の一つは原材料価格の高騰です。コロナ禍から徐々に起こり始め、コロナが収まっていき経済が回復していくと、世界各国で物やサービスの需要が大きくなっていきました。

また、2022年2月24日から始まり2年以上経過しているウクライナ侵攻も、原材料価格の高騰に影響しています。

特に、ロシアは世界有数のエネルギー輸出国です。ロシアが自国以外へのエネルギーの供給量を減らすのではないかという懸念から、取引先である欧米諸国でエネルギーの価格高騰が起こり、ロシア以外からのエネルギーの輸入を進めた結果、アジア市場でも価格の上昇が発生しています。

日本は、ロシアからエネルギーの多くを輸入しているわけではありませんが、世界各国で価格上昇が引き起こっているため、日本でも価格の上昇が起こっているのです。

◆円安ドル高による影響

円安ドル高も物価上昇の原因の一つです。円安ドル高の状態では、輸入品に対しての支払価格が大きくなります。円安は、日本とアメリカの金利差によって引き起こされます。例えば、日本の金利が低くアメリカの金利が高ければ、投資家は低い円を売却して金利の高いドルを購入し、運用して利益を上げようとするでしょう。

日本とアメリカの金利差は、金融政策の違いにより生まれたと考えられています。アメリカでは、日本よりもコロナ禍からの景気回復が早く、インフレが発生しました。インフレが加熱すると消費が落ち込んでしまうため、金利を上げてインフレを抑えようとFRB(米国連邦準備制度理事会)がゼロ金利政策の解除を決めました。

一方、日本では日本銀行が金融緩和策を続けており、低金利が続いています。金融緩和策は、2013年に2%の物価上昇率を実現させることを目標に開始されましたが、現在発生している物価上昇は、需要の増加によるものではないといえます。

2024年1月に日本で開催された金融政策決定会合では、現在の金融緩和を継続することが決定しました。そのため、現在の円安は2024年も継続すると考えられます。