ABボルボ、第2四半期営業利益が予想上回る 需要「正常化」

AI要約

スウェーデンの商用車メーカー、ABボルボが第2・四半期の営業利益を発表し、前年同期比で増加したことを報告。

営業利益率は14.5%で、前年よりも上昇し、販売台数は減少傾向にあるものの昨年の値上げが影響して利益率が維持された。

トラックの受注台数は横ばいであり、需要が正常化している中、大手企業は車両入れ替えを続けている一方、小規模業者は発注を控えている。

ABボルボ、第2四半期営業利益が予想上回る 需要「正常化」

Johan Ahlander

[ストックホルム 18日 ロイター] - スウェーデンの商用車メーカー、ABボルボが18日発表した第2・四半期の営業利益は203億クローナ(19億2000万ドル)で、前年同期の146億クローナから増加した。LSEGが集計したアナリスト予想の平均180億クローナも上回った。一方で需要については、高水準だった昨年から「正常化」しているとの認識を示した。

営業利益率は14.5%で、前年の10.3%から上昇。販売台数の減少と研究開発(R&D)投資の増加により利益率が圧迫されたが、昨年実施した値上げにより相殺されたと説明した。

トラックの純受注台数は4万7760台で横ばい。納車台数は前年比8%減の5万8935台だった。

ボルボは、大手は貨物輸送能力のニーズを満たすために車両の入れ替えを続けているが、小規模業者は発注をためらっていると指摘した。