アシックスの時価総額が一時2兆円を突破 業績上方修正を好感

AI要約

アシックスの株価が急上昇し、時価総額が一時的に2兆円を超えた。

12日に業績予想を大幅に上方修正したことが好感され、株価は記録的な高値を示した。

同社は政策保有株式を全て売却し、資本市場でのリーダーシップを目指す方針を打ち出した。

アシックスの時価総額が一時2兆円を突破 業績上方修正を好感

アシックスの株価が今日7月16日、一時2758円を記録した(12日の終値は2564円)。これに伴い、時価総額は一時、2兆円を突破した。先週金曜の12日に、2024年12月期の連結業績予想の大幅な上方修正を発表したことが好感されたもの。

同社は12日に、業績予想の上方修正と共にグループで保有する政策保有株式を2024年内に全て売却することも発表。金融機関や取引先など事業会社による政策保有株式の大部分も削減するとしている。旧来的な株主構造から脱却し、「資本市場においてもフロントランナーになる」ことを掲げ、海外の機関投資家を呼び込む狙い。

修正後の業績予想は、売上高が前期比11.9%増の6600億円(修正前は5900億円)、営業利益が同63.8%増の950億円(同580億円)、純利益が同61.1%増の580億円(同360億円)。いずれの項目も過去最高となる見通し。