エプソン、海外で人員削減 次世代半導体の協業に意欲

AI要約

セイコーエプソンの小川恭範社長は海外で人員削減を進め、製造拠点を集約する方針を示す。

需要の減少に伴い、固定費の削減と経営のスリム化を目指す。

半導体分野では、国産化を目指すラピダスとの協業に意欲を示している。

 プリンター大手のセイコーエプソンの小川恭範社長は13日までに共同通信のインタビューに応じ、海外で人員削減を進めて製造拠点も集約する方針を明らかにした。オフィスなどのペーパーレス化で需要が減少する中、固定費を削減し経営をスリム化する。半導体分野では、次世代半導体の国産化を目指すラピダスとの協業に意欲を示した。

 小川氏は「グローバルの販売拠点にかなり人がいる。効率化するため人を少なくする」と述べた。国内外のグループで計約8万人の従業員がいるが、国内では「削減は考えていない」と説明。海外の販売業務を中心に人件費を減らす。具体的な削減人数は今後詰める。