セールスフォース、約300人を削減-ハイテク業界のコスト抑制継続

AI要約

セールスフォースが人員削減を行い、テクノロジー業界がコスト抑制に注力している動きを示している。

セールスフォースは従業員約300人を削減し、業務合理化の一環として取り組んでいる。

これまでにも700人の削減を実施し、テクノロジー業界全体が採用拡大後のコスト削減に向かっている。

(ブルームバーグ): クラウドベースの顧客管理(CRM)ソフトウエアを手掛ける米セールスフォースは、従業員約300人を削減した。業務合理化に向けた広範な取り組みの一環。テクノロジー業界が引き続きコスト抑制に重点を置いていることを浮き彫りにする動きだ。

事情に詳しい関係者によれば、セールスフォースは7月に入り人員を削減した。関係者は、情報が公になっていないとして匿名を条件に語った。同社は発表文で人員削減について認めたが、詳細には触れなかった。

同社広報担当は、「顧客に最高のサービスを提供し、成長分野を促進するために適切な体制が整っているかどうかを継続的に精査している」とし、「場合によって、役割がなくなることもある」と説明した。

今回の人員削減はセールスフォース全従業員のごく一部ではあるが、それでもこの削減は、テクノロジー業界が数年にわたる急速な採用拡大の後にコスト抑制に動いていることを示す新たな一例だ。同社は今年早くに約700人を削減。2023年の初めには全従業員の約10%を削減した。

原題:Salesforce Cuts More Jobs in Latest Sign of Tech Austerity (1)(抜粋)

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