関空と神戸、新飛行ルートで合意 訪日客増加、発着枠を拡大

AI要約

関西、大阪(伊丹)、神戸の3空港の役割を官民で話し合う「関西3空港懇談会」が開催され、関空と神戸空港の発着枠の拡大が合意された。

関空の発着枠は1時間あたり45回から60回に増強され、神戸空港も国内線の増加が計画されている。

神戸空港は将来的には国際線の定期便就航も視野に入れている。

関空と神戸、新飛行ルートで合意 訪日客増加、発着枠を拡大

 関西、大阪(伊丹)、神戸の3空港の役割を官民で話し合う「関西3空港懇談会」は15日、大阪市で会合を開いた。インバウンド(訪日客)増加を背景として関空と神戸空港の発着枠を拡大するため、淡路島上空を通る新飛行ルートの導入に関係自治体が合意した。国土交通省が手続きを進め、2025年春からのダイヤ運航に反映される見込みだ。

 関空の発着枠の上限を現在の1時間あたり45回から60回に増強する。神戸空港も国内線を1日あたり80回から120回に増やす。25年大阪・関西万博で増加が見込まれる航空需要を取り込む狙いだ。神戸空港は30年をめどに国際線の定期便就航も見据える。