巨大施設“越谷サンシティ”建て替え、オープンは2年以上遅れる見通し 全面建て替えから一転どうなる…幅広く市民の意見を聞く準備へ JR南越谷駅、東武新越谷駅が近い好立地
越谷サンシティの建て替えを巡る市民懇談会が開催される。参加者募集中で、全5回の開催を予定。計29人のメンバーで構成され、整備に取り組む方針を策定する予定。
越谷サンシティは1979年に建設された複合施設で、施設の老朽化から建て替えが計画されていたが、一部見直しの提案も出されている。
懇談会での議論を踏まえ、本年度内に諮問機関を設置し、再整備に向けた方針を策定する予定。整備に取り組む際には、市議会の承認が必要で、オープンは2年以上遅れる見通し。
複合施設「越谷サンシティ」の建て替えを巡り、埼玉県越谷市は、9月から来年2月まで、「市民懇談会」を開く。今月31日まで懇談会に参加するメンバーを募集している。対象は市内在住、在勤、在学、または市内で活動する18歳以上。
9月22日午後2時から、サンシティでオリエンテーションを実施。11月から来年2月まで、同市役所で5回程度を想定。ワークショップを開き、市民が意見を出し合う。
メンバーは全ての会に参加する。メンバーは公募による抽選から13人、市内大学生3人、無作為に抽出された市民13人、計29人で構成する。
越谷サンシティはJR南越谷駅と東武新越谷駅にほど近い、イベントホールと商業施設からなる複合施設。1979（昭和54）年完成。市は施設の老朽化から、当初ホール棟と商業棟を全面建て替える計画を示し、2029年オープンを目指した。
市は昨年5月、ホール棟を大規模改修し、商業棟のみ建て替える一部見直しを発表。この見直しに「経緯や検証内容が不透明」と異論が出た。市議会は同6月、幅広い意見を聴取する諮問機関の設置や、方針を議会の議決事項にする請願を採択した。
市は今回開催する懇談会で出た議論を踏まえ、本年度内に条例に基づく諮問機関の設置を目指す。答申を受け再整備に向け「あり方に関する方針」を策定。方針は議会の承認が必要で、方針が決まった後、整備に取り組む。オープンは2年以上遅れる見通し。
「市民懇談会」についての問い合わせは、南越谷にぎわい推進室（電話048・963・9328）
